2011年8月15日月曜日

夏の森にて

暑い
この夏の東京は暑い。

都会の喧騒の片隅
公園のわずかばかりの森の中に彼らはいた。

玉のような汗をかき、ハアハアと息を切らせる、
カメラという不思議な物体をぶら下げた僕を
あたかも
ネイティブワールドへの侵入者への容赦無い視線で警戒しつつ
絶妙な距離の余裕で自らのエリアを確保している。

さて、僕も家路に着くとしようか。

ん?俺のシマだけど、あんた誰?とでも言いたげな。

僕が更に近づくと、一声、威嚇の雄叫びを発して、飛び去った。