遮る物の無い初冬の窓辺は案外明るい。
自分の子供の頃も
サボテンは好きだった。
少年の心をなぜかくすぐる魅力に溢れている。
痛みを知らない年頃だから?
今、窓辺には子供が並べた小さなプランツが日光浴を勤しんでいる。
もちろん
子供の所有物。
やはり、少年にはサボテンは欠かせないのである。
赤い実をつけた何とかベリー・・・
名前を覚えそびれてしまった。
古いレンズを持ち出して
ちょっとシャッターの音を楽しんだ。
赤い果実に溢れる命を |
この光に振り向いて |
サボテンの花は不思議な感覚を呼び覚ます |
太古の世界からの地球の支配者は人間ではない。 大自然がもたらす数々のシーン。 神々の創り賜えし使徒としての姿は多様である。 地球を覆い尽くした植物たち。 大空も海も陸も自らの力だけで自由に闊歩できる動物たち。 彼らに対する畏怖の念を忘れたくない。 人間は、たしかに高度な文明を持ち他の種では成し得なかった社会を築いた。 それ故に、ルールだけで成り立っている極めて脆い生存状況とも言える。 自らだけの裸の姿だけでは生きられない。 火を扱えるからと自惚れると、やがてその火で自らを滅ぼすであろう。 原点を忘れないようにしたい。